電話 メール
歯のホワイトニングのアフターケア&メンテナンス方法
最終更新日 2022年4月27日
監修:アメリカ審美歯科学会認定医、歯学博士 椿 知之


ホワイトニングで歯を白くした後に長く歯を白く保つ方法


ホワイトニングで歯を白くした後

歯のホワイトニングは、現在行われているものはオフィスホワイトニング、ホームホワイトニングを問わずどの方法でも
半年くらいから徐々に色が戻り始めて、2年くらいで元の色に近くなってきます。これはホワイトニングの効果がなくなって
くるのではなく、歯に再び着色をしてくるためです。


1.色戻りの原因

通常のホワイトニングは、歯の色素を化学的に分解しますので、短期間で色が戻ることはありませんが、歯の質や着色の程度によって
歯の色が戻る時間が変わってきます。また抗生物質による変色や神経がない歯の場合は、通常の歯よりも早く色が戻ってしまいます。


1-1 歯に水分が戻るために起こる色戻り
ホワイトニング直後は、歯の表面の水分が失われているため、乾燥によって表面が白っぽく見えます。24時間以内に歯に水分が戻り、
ペリクルという歯の保護膜が再生されてくると、1~2段階白さが戻ったように見えます。これはホワイトニング剤の濃度が高い方が
起こりやすくなります。ティースアートでは、ホワイトニング後にフッ素とアパタイトで歯をコーティングしていますので、
この色戻りも最小限に抑えています。

対策)ホワイトニングの際には希望の白さより少し白くしておくと、水分が戻った時の色が希望の白さに近くなります。


1-2 着色性の食品による再着色
日常生活において着色性の食品を摂ることによって起こります。特にホワイトニング後24時間が最も着色しやすいので、注意が必要です。
ティースアートでご用意しておりますホワイトニング専用のメンテナンス製品をご使用いただきますと、着色を最小限に防ぐことができます。

対策)着色性の食品を極力控えることが理想ですが、ホワイトニング専用のメンテナンス製品をご使用することで、着色を最小限に防ぐことができます。
   また歯の表面のみの着色の場合、歯のクリーニングだけできれいになる場合があります。

1-3 新陳代謝による再着色
歯はお肌と同じように年齢とともに色が濃くなってきます。これは自然現象ですので、完全に防ぐことは難しいでしょう。

対策)ホワイトニング後は徐々に色が戻ってきます。この自然な色戻りを防ぐためにはホワイトニングのメンテナンスを行います。
   定期的にメンテナンスを行うことで、ホワイトニング直後の歯の白さを保つことが可能です。

1-4 目の慣れ
ホワイトニングが終了したあと、白い歯を見続けていると目が慣れてしまい、元の歯の色が分からなくなってしまうことがあります。
歯の白さを段階的に印刷したカードを用意している歯科医院もありますので、それを使って自分の歯の色をチェックしてみるのもいいでしょう。
ティースアートでは、ホワイトニング前の色を記録していますので、現在の色の戻り具合をチェックすることができます。
お気軽にお問い合わせください。

対策)ホワイトニング前の歯の写真を携帯などで記録しておき、ホワイトニング後の写真と比べてみるといいでしょう。


2.ホワイトニングのアフターケア

ホワイトニング後は歯の保護膜が除去されているため、一時的に歯に着色しやすくなっています。
歯の白さを維持するためにも食べ物や飲み物に注意してください。
ホワイトニング後に注意する食べ物、飲み物


3.自宅で行うメンテナンス方法

3-1 ホワイトニング効果のある歯磨きを使う
ホワイトニング効果のある歯磨き剤を毎日使用して頂きますと、歯への着色が防げます。
ホワイトニング歯磨き

3-2 ホワイトニング剤配合のメンテナンス製品を使用する
ホワイトニングペンなどホワイトニング剤が配合された製品を使用することで、色戻りを最小限にしたり、
歯の着色を分解して白さを維持することができます。
ホワイトニングペン

3-3 ホームホワイトニングでさらに白く
ホームホワイトニングをご利用頂きますと、歯を白く保つだけでなく、さらに白くすることができます。
ティースアートのホームホワイトニング


4.サロンでのメンテナンス方法

色戻りがあっても、半年~1年ごとにサロンにお越し頂き、追加のホワイトニング(メンテナンスホワイトニング)を通常1回行なって頂ければ
ホワイトニング直後の白さに戻ります。
歯のホワイトニングは美容の一つですので、美容室やネイルサロンに行くのと同じようなものと考えてください。

各種ホワイトニング

歯を定期的にケアすることで、歯を白く保てるばかりでなく、虫歯や歯周病も防ぐことができます。
ホワイトニングで白くした歯を、いつまでもきれいに維持してください。