監修:アメリカ審美歯科学会認定医、歯学博士 椿 知之
ホームホワイトニングの歯周炎治療効果とメリット、デメリット<2025年度版>
最近、歯茎が弱ってきたとお悩みではありませんか?現代人の9割以上に何らかの歯茎トラブルがあると言われています。本格的な歯周病の治療は歯科医院で行いますが、初期の歯周病や歯肉炎はホームホワイトニングで改善する場合があります。また歯周病治療後のメンテナンスにもホームホワイトニングを利用できます。本格的な歯周病の治療をする前に、ホームホワイトニングを試してみませんか?
1.歯周病の原因
歯周病は歯に付いた汚れの中の細菌が歯肉や歯の骨に炎症を起こすことで起こります。初めは歯茎が赤くなる、腫れるなどですが、ひどくなってくると骨が溶けて歯茎が下がり、歯がぐらぐらになってきます。
2.歯周病の治療
- 1. 歯周病の予防や初期の歯周病を悪化させないため、歯科医院で歯ブラシ指導をして汚れを極力取るようにします。
- 2. 歯科医院で歯石取りを行います。歯周病が進んでいる場合は麻酔をして歯ぐきの奥の歯石を取ります。
- 3. 歯周病が進んでいて歯石を取り切れない場合には、手術をして歯の根に付いた歯石を徹底的に摂り除きます。
- 4. 歯周病が再発しないよう、定期的なチェックと歯石取りを行います。
3.ホームホワイトニングが歯周炎に効果がある理由
ホームホワイトニングに使用される過酸化尿素は元々歯周炎の治療薬として開発されました。過酸化尿素には細菌の増殖を防ぐ効果があり、歯周炎や歯肉炎を改善する効果が認められています。
4.歯周炎治療用のホームホワイトニング
歯周炎治療に使用するホームホワイトニングは一般的なホワイトニング用のマウスピースとは異なります。もちろん歯を白くする効果はありますが、歯周炎の治療を目的に行う場合は専用のマウスピースをご使用ください。
適応)歯肉炎、軽度の歯周炎、歯周病の予防、歯周病治療後のメンテナンス
※ホームホワイトニングを行う前にあらかじめ歯石を取り除いておくことをお勧めします
5.歯周炎治療用のホームホワイトニングのメリット、デメリット
メリット)
・歯周炎の治療だけでなく、同時に歯も白くすることができます。
・マウスピースを装着して就寝していただくため、歯ぎしりの防止にもなります。
・歯のぐらぐらを抑えることができます。
デメリット)
・重度の歯周病はホームホワイトニングだけでは改善しません。
・歯周病で歯茎が下がってしまっている場合は、歯にしみる場合があります。
6.まとめ
ホームホワイトニングは元々歯周炎や歯周病が原因の口臭の治療薬です。重度の歯周病には使用できませんが、歯周病の予防や歯周炎は改善する可能性があります。口臭が気になる方や治療するまでもないけど歯周病が気になる方はまずホームホワイトニングを試してみいてはいかがでしょうか。




