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ウォーキングブリーチ

ウォーキングブリーチは、神経がない歯の内部にホワイトニング剤を入れて白くする方法で、1963年
から行なわれています。

元々神経があった穴の中にホワイトニング剤を注入し仮詰めし、帰宅してもらいます。
椅子に座ってホワイトニングしてもらうのではなく、ホワイトニング剤を中に入れたまま歩きながら
(ウォーキング)歯を白くするためこの名前が付きました。

今のオフィスホワイトニングやホームホワイトニングが出る前の1989年以前は、この方法しか
なかったため、神経がある歯でも神経を取ってまでウォーキングブリーチを行っていた時代もあります。

ホワイトニング出現後も、日本では2006年まで健康保険が適用されていたため、多くの歯科医院で
この方法が頻繁に行なわれていました。費用は1本1万円前後です。

しかしウォーキングブリーチは、ホワイトニング剤を完全に密封してしまうため、根の治療が不十分だったり、
深くまでホワイトニングを行ったりするとホワイトニングの時に発生するフリーラジカルが外に出られないため
歯の根を通して歯ぐきに拡散し、根や歯の周りの骨が溶けてしまうことが学会などで報告されています。

ウォーキングブリーチ中に神経がないのに痛みを感じた場合は、すぐに中断したほうがいいでしょう。

またウォーキングブリーチは効果が不確実な欠点もあります。ウォーキングブリーチで歯が白くならない
原因は、いくつか考えられます。


ウォーキングブリーチで効果が出ない原因

1.薬剤が漏れている―薬剤が漏れていると、当然効果は薄れてしまいます。
  薬剤が漏れている場合は、お口の中で薬品のような味がします。

2.虫歯や死んだ神経、詰め物などが残っている―物理的に取り除かないと、効果が十分に出ないこと
  があります。一部分が黒かったり、大きい詰め物がある場合は、効果が分かりにくくなってしまいます。

3.薬剤の濃度が低いか古い―通常は35~38%の薬剤を使用しますが調合によっては濃度が低くなる
  場合があります。これは歯科医師が意図的に行っている場合もありますし保存していた薬が古くなっ
  ている場合もあります。

ホワイトニング技術が発達しインターナルブリーチという方法でウォーキングブリーチをしなくても神経がない
歯を白くできるようになったため、リスクが高く効果が不確実なウォーキングブリーチは現在では一部の歯科
医院を除いてあまり行なわれていません。

インターナルブリーチ(パワーブリーチ)



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監修 Dr.TSUBAKI (椿 知之)

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 アメリカ審美歯科学会(ASDA)認定医、フェロー
 日本歯科審美学会 常任理事、認定医、講師
 日本アンチエイジング歯科学会 常任理事、認定医

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