最終更新日 2025年12月12日
監修:アメリカ審美歯科学会認定医、歯学博士 椿 知之
セルフホワイトニングと歯科医院で行う医療ホワイトニングの違いを徹底解説<2025年度版>
最近ではセルフで行うホワイトニングサロンが増えています。歯科医院で行っている医療ホワイトニングとは何が違うの?と疑問ではないでしょうか。このコラムでは歯科医院以外の自分で行うセルフホワイトニングと歯科医院で行う医療ホワイトニングの違いを解説します。
1. セルフホワイトニングとは
文字通りお客様がご自分で行うホワイトニングのこと。歯科医院以外ではお客様の歯に施術をすることができないため、お客様が自分でお薬を塗って光を当てます。セルフホワイトニングのスタッフはお客様に薬剤の塗り方や光の当て方を説明します。歯科医師など医療免許は必要ありません。
2. 医療ホワイトニングとは
歯科医院で行う医療用具を使用したホワイトニングを医療ホワイトニングといいます。歯科医師が歯の状態をチェックした後、歯科医師や歯科衛生士が施術を担当し、お客様の歯のクリーニングや過酸化水素を使用したホワイトニングを行います。歯科医師や歯科衛生士の免許が必要です。
3. セルフホワイトニングと医療ホワイトニングの違い
3-1 施術の違い
医療ホワイトニングではお客様のお口の中の施術ができるため、歯のクリーニングやホワイトニングをスタッフが行います。セルフホワイトニングではスタッフがお客様のお口の中や歯に触れることができないため、お客様がすべて自分で行います。
POINT※歯科医師法により無資格者が歯を磨いたり、薬剤を歯に塗ったりすることはできません。

3-2 薬剤の違い
一般的にセルフホワイトニングでは歯科医師が使用する過酸化水素や過酸化尿素は法律上使用できないため、歯を白くする効果はかなり弱くなります。
最近では歯科医師のオンライン診療後に歯科医師からお客様に過酸化水素入りの薬剤を郵送して使用してもらうセルフホワイトニングもありますが、歯ぐきや唇に保護材を塗ることができないため、歯茎や唇についてしまっても問題ない10%未満の過酸化水素を使用します。このため医療ホワイトニングで使用されている20~40%の過酸化水素とは効果がかなり異なります。

3-3 光の違い
現在はセルフホワイトニングも医療ホワイトニングもLEDライトを使用することがほとんどです。ただ出力の高い高輝度のLEDライトや波長が紫外線に近いLEDライトは、歯ぐきや唇を光から保護する必要があります。医療ホワイトニングでは歯科医師や歯科衛生士がお客様の歯ぐきや唇に保護材を塗ることができますが、セルフホワイトニングでは法律上塗布が禁止されています。そのためセルフホワイトニングでは保護材を塗らなくても問題が出ない範囲のライトを使用しますので、歯を白くする効果は弱くなってしまいます。

4. まとめ
セルフホワイトニングは1回の料金が安く、お客様が自分でできる手軽さもありますが、医療ホワイトニングと比べると1回の効果が弱く、結果的に何回も通わなければならないということになってしまう場合も珍しくありません。セルフホワイトニングを契約して利用する場合は効果や解約方法など事前にしっかりと調べてから利用されることをお勧めいたします。
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