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デュアルホワイトニングは必要?不要?
最終更新日 2023年9月24日
監修:アメリカ審美歯科学会認定医、歯学博士 椿 知之

デュアルホワイトニングのメリット、デメリット<2023年度版>
デュアルホワイトニング1デュアルホワイトニング2

デュアルホワイトニングは複数のホワイトニングを行うため、一般的にかなり高額になります。
デュアルホワイトニングは本当に必要でしょうか?このコラムではデュアルホワイトニングのメリット、デメリット、デュアルホワイトニングが必要な場合、必要ない場合を解説します。

目次

1.デュアルホワイトニングとは?

2.デュアルホワイトニングの歴史

3.デュアルホワイトニングの種類

4.デュアルホワイトニングの相場

5.デュアルホワイトニングの流れ

6.デュアルホワイトニングが必要な歯

7.デュアルホワイトニングが不要な歯

8.まとめ



1.デュアルホワイトニングとは?

デュアルホワイトニングとは2種類のホワイトニングを組み合わせて行う方法を言います。
一般的にはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせますが、インターナルブリーチとオフィスホワイトニング、アシステッドホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせて行う場合もあります。コンビネーションホワイトニングとも言います。



2.デュアルホワイトニングの歴史

1989年に世界で初めてホワイトニング剤が発売されましたが、当初はホームホワイトニングしかありませんでした。
ホームホワイトニングは薬剤の濃度が低く1回の効果が弱いため、白くなるまでにかなりの日数がかかり、途中でやめてしまう人も少なくありませんでした。そこでDEN-MATはホームホワイトニングの前に歯科医院の中でホームホワイトニングに使うマウスピースを使用し、そこに高濃度のホワイトニング剤を入れて30分程度装着、その場である程度白くしてからホームホワイトニングに移る“アシステッドホワイトニング(ジャンプスタート)”という方法を開発しました。
これがデュアルホワイトニングの始まりです。
その後世界で初めてのオフィスホワイトニング剤“ハイライト”が発売されましたが、これも白くなるまでに数回の来院が必要だったため、ハイライト+ホームホワイトニングのデュアルホワイトニングが行われるようになりました。



3.デュアルホワイトニングの種類

3-1 オフィスホワイトニング+ホームホワイトニング
最も一般的なデュアルホワイトニング。オフィスホワイトニングを行った後にホームホワイトニングを行います。


3-2 アシステッドホワイトニング+ホームホワイトニング
最も古いデュアルホワイトニング。現在は効果的なオフィスホワイトニングがあるため、あまり行われていません。


3-3 オフィスホワイトニング+インターナルブリーチ
神経がない歯の内部にホワイトニング剤を入れて白くする“インターナルブリーチ”とオフィスホワイトニングを組み合わせて行うことで、1回でかなり白くすることができます。


3-4 ホームホワイトニング+インターナルブリーチ
神経がない歯の裏に穴をあけて、その中とマウスピースにホームホワイトニング剤を入れて白くする方法。
自分で歯の内部にホワイトニング剤を入れることが難しいため、あまり行われていません。


3-5 オフィスホワイトニングまたはホームホワイトニング+ウォーキングブリーチ
神経がない歯と神経がある歯が混在している場合、神経がない歯のみウォーキングブリーチで白くし、それ以外の歯をオフィスホワイトニングまたはホームホワイトニングで白くする方法。



4.デュアルホワイトニングの相場

デュアルホワイトニングは2種類のホワイトニングを組み合わせて行うため、基本的に2種類のホワイトニング代がかかってきます。
安いオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの組合せでは40,000~50,000円、高いオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの組合せでは10万円前後になります。



5.デュアルホワイトニングの流れ

最も一般的なオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせたデュアルホワイトニングの流れをご紹介します。

1.カウンセリング
▼
2.クリーニング
▼
3.オフィスW+HWの型取りwidth=
▼
4.HWお渡し、HW
▼
5.オフィスW
▼
6.HW2回目
▼
7.色チェック、メンテナンス




5-1 デュアルホワイトニングのメリット
・オフィスホワイトニングやホームホワイトニング、インターナルブリーチなど単体で行うより早く確実に白くすることができます。
・テトラサイクリン歯や神経がない歯でも白くすることができます。


5-2 デュアルホワイトニングのデメリット
・2種類のホワイトニングを行うため、高額になります。
・オフィスホワイトニング後すぐにホームホワイトニングを行う場合、しみる可能性が高くなります。

デュアルホワイトニングのデメリット



6.デュアルホワイトニングが必要な歯

6-1 テトラサイクリン歯で色がかなり濃い場合や歯の根元に着色がある場合
重度のテトラサイクリン歯はオフィスホワイトニングだけでは白くなりにくい場合があります。

テトラサイクリン歯


6-2 神経がない歯もしくは打撲などで神経が退縮してしまっている場合
神経を取り除いていたり、神経が退縮してしまった歯はデュアルホワイトニングが必要です。

神経がない歯


6-3 ホワイトニングだけでかなり白くしたい場合
オフィスホワイトニングだけでは白さが足りない場合、オフィスホワイトニング後に長期間ホームホワイトニングを行うことでかなり白くすることができる場合があります。



7.デュアルホワイトニングが不要な歯

7-1 効果の高いオフィスホワイトニングでかなり白くなった場合
効果の高いオフィスホワイトニングでカラーガイドのいちばん白い部分(A1、B1)まで白くなった場合、デュアルホワイトニングを行ってもそれ以上はほとんど白くならないか、1段階白くするのに数か月かかる場合があります。

かなり白くなった場合


7-2 セラミックやマニキュアなど陶器のような白さを希望される場合
デュアルホワイトニングを行っても陶器のような白さにはなりません。
陶器のような真っ白い歯をご希望の場合は、セラミックやマニキュアになります。

陶器のような白さ



8.まとめ

デュアルホワイトニングは2種類のホワイトニングを組み合わせて行うため、どうしても費用が高額になってしまいます。
本当にデュアルホワイトニングが必要かどうか、担当の歯科医師、歯科衛生士とよくご相談ください。



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