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オフィスホワイトニングの効果と値段、徹底比較
最終更新日 2024年2月1日
監修:アメリカ審美歯科学会認定医、歯学博士 椿 知之

ホワイトニングっていくら?オフィスホワイトニングの効果と値段の相場、徹底比較<2024年度版>
歯のホワイトニングの効果と費用の相場

歯科医院内やホワイトニングサロン内で行うホワイトニングを”オフィスホワイトニング”といいます。歯の表面にホワイトニング剤を塗って、そこに各種の光を当てて歯を白くしていきます。ホームホワイトニングに比べてスピーディーに歯を白くすることができますが、種類は多種多様で安いシステムで数千円から高いもので6~7万円とかなり開きがあり、どれを選んでいいか迷ってしまいませんか?このコラムでは代表的な各種ホワイトニングの1回の効果と料金相場を比較しました。ホワイトニングを選ぶ際の参考にしてください。

オフィスホワイトニングとは

Professional Teeth Whitening: Everything You Need To Know(forbes.com)

目次

1.オフィスホワイトニング(歯科医院で行うホワイトニング)の料金の差の理由
 1-1 白くなるまでの回数
 1-2 使用する機械
 1-3 施術本数
 1-4 使用する薬剤

2.オフィスホワイトニングの料金相場
 2-1 ブライトホワイト
 2-2 ズーム
 2-3 ティオン オフィス
 2-4 ルマクール
 2-5 レーザーホワイトニング
 2-6 ビヨンド
 2-7 マルチアーチホワイトニング
 2-8 ポリリン酸ホワイトニング
 2-9 セルフホワイトニング
3.まとめ


1.オフィスホワイトニング(歯科医院で行うホワイトニング)の料金の差の理由

ホワイトニングにかかる費用は、それぞれのサロンや歯科医院によって異なります。ホワイトニングの料金はどのように決められているのでしょうか。


1-1 白くなるまでの回数
オフィスホワイトニングでは、1回で白くなるブライトホワイトなどのシステムで60,000円~80,000円、ズームやティオンなど1~2回で白くなるもので3万円前後です。これらのシステムの料金が高い理由は、一回の施術が1時間以上かかることと、ホワイトニングがシステム化されていて一人ひとりそれぞれのキットが用意されているため、ホワイトニングキットのコストがかかってしまうことです。これに対して1回の効果が弱く白くなるまでに数回かかるものだと1回数千円~1、2万円程度です。

一回で白くなるホワイトニング


1-2 使用する機械
現在ほとんどのホワイトニングに使用するライトはLEDが主流です。これはライトが安いことと、軽くて丈夫であることから多くのホワイトニングで使用されています。中にはレーザーやメタルハライドランプなど高価な機械を使用している場合があります。高価な機械は初期費用やメンテナンス費用も高額になるため、料金も比較的高くなってしまいます。逆にライトなどの機械を使用しないホワイトニングは比較的安くなっています。

使用する機械


1-3 施術本数
料金はホワイトニングを行う本数でも変わってきます。一般的にホワイトニングを行う歯の範囲は光が垂直に当たる前歯上下12本で料金が決まっています。ホワイトニングライトによっては奥歯まで光が当たるように設計されているものもあり、最大で倍の24本までホワイトニングが可能です。施術本数が多くなれば使用する薬剤も多く必要になりますので、料金も高くなります。


1-4 使用する薬剤
一般的にホワイトニングの薬剤は有名メーカーが製造し、厚生労働省が認可した薬剤やアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)が認可した薬剤を厚労省の許可を得て輸入して使用します。これらの正規品の薬剤は特許などもあり1キットが高いもので1万円以上と高額になります。

使用する薬剤

これに対してシリカ粉末や市販の歯磨き剤、歯磨きジェルに過酸化水素水を歯科医院内で混和して使用するお手製のものもあります。この薬剤ですと薬剤の費用はかなり安価でさらに小分けも可能なため、一回数千円~1万円前後で施術が可能となります。そのかわり1回の効果は弱いため、白くなるまでには数回かかってしまいます。

通常1回の効果が高いものほど、時間もかかり料金も高くなります。ただ効果の弱いホワイトニングを何度も行うより、1~2回で白くなるシステムのほうが安くなることがあります。オフィスホワイトニングを選択される際は白くしたい本数とどれくらい白くしたいかで選んだほうがいいでしょう。単に1回の料金で選んでしまうと結果的には希望の白さになるまでに高くなってしまうことがあります。



2.オフィスホワイトニングの料金相場

2-1 ブライトホワイト 上下20本前後 1回60,000円~70,000円 (1本当たり3,000円~4,000円)
ブライトホワイト

NASAの科学者が開発したホワイトニングシステム。プラズマライトをアーチ型に配列し、口の中全体に一度に光が当たるようになっています。
1回で20本前後の歯をカラーガイド平均8~10段階白くすることができます。

BSバナー


2-2 ズーム 上下12~16本 1回25,000円~50,000円 (1本当たり2,000円~3,000円)
ズーム

ヘッド自体にバルブを並べて入れて、前歯全体に光が当たるように設計されています。15~20分間照射を2~3回繰り返します。これによって一度に12~16本前後の歯を白くする事ができます。光は波長の短いメタルハライドを使用。1回の施術でカラーガイド4~6段階白くなります。

ヒント

  • ズームの機械には4種類、薬剤も3種類あり、それぞれの組み合わせによって効果や料金が変わってきます。
    また照射回数も2回と3回で効果と料金が変わります。詳しくは取り扱っている歯科医院までお問い合わせください。

ズームホワイトニング


2-3 ティオン オフィス 上下12~16本 1回25,000円~50,000円 (1本当たり2,000円~3,000円)
日本の企業が開発したホワイトニングシステム。LEDを使用し、二酸化チタンと窒素を触媒にすることにより、効果的にホワイトニングを行うことができます。1回の施術でカラーガイド4~6段階白くなります。

ティオン オフィス

ヒント

  • ティオンオフィスは、歯1本ずつに光を当てる方法と、お口の中全体に光を当てる方法があります。それぞれかかる時間と効果、料金が変わってきますので、詳しくは取り扱っている歯科医院までお問い合わせください。

ポイント

  • 1回で白くなるホワイトニングは、個人用の専用キットを使用するため、料金も高くなります。ただある程度白くしたい場合は、効果の弱いホワイトニングを何度も行うより、1~2回で白くなるシステムのほうが結果的には安くなります。

ティオンオフィスホワイトニング


2-4 ルマクール 上下12本 1回10,000円~30,000円 (1本当たり1,000円~2,000円)
青色LEDを口の中全体に光が当たるようにしたホワイトニングシステム。
発熱が少なく、知覚過敏が出にくいために開発されましたが、プラズマよりも効果は弱い傾向にあります。
1回20分の施術でカラーガイド2~4段階前後白くなります。通常これを2~3セットを行います。

ルマホワイトニング


2-5 レーザーホワイトニング 1本1回10,000円~30,000円 (1本当たり1,000円~2,000円)
ライトの代わりにホワイトニングに効果のある波長を持つレーザーを使用。
レーザーによってホワイトニング剤を活性化、歯を白くすることができます。通常、1回の施術でカラーガイド3~4段階くらい白くなります。

レーザーホワイトニング


2-6 ビヨンド 上下12本 1回10,000円~30,000円 (1本当たり1,000円~2,000円)
ヘッドにハロゲンライトのバルブを並べて、ズームと同様、前歯全体に光が当たるように設計されています。またフィルターを通すことにより、紫外線を完全にカットしています。1回20~30分の施術でカラーガイド2~3段階前後白くなります。通常これを2~3セット行います。

ビヨンドホワイトニング

ビヨンドホワイトニング


2-7 マルチアーチホワイトニング 上下12本 1回10,000円前後 (1本当たり1,000円前後)

一度に12本前後の歯を白くする事ができます。高出力のハロゲンライトやキセハロゲンというプラズマライトとハロゲンライトの中間のライトを使用しています。施術時間は30分~1時間程度、1回の施術でカラーガイド2~4段階くらい白くなります。前歯上下12本で1回10,000円前後、6本だと8,000円前後と値段はお手ごろですが、白くなったと感じられるには、数回の施術が必要です。



2-8 ポリリン酸ホワイトニング 上下1回3,000円~10,000円(1本あたり500円)
ポリリン酸ナトリウム配合のジェルに過酸化水素を混和し、LEDライトを当てて白くします。市販のポリリン酸ジェルに過酸化水素水を調合して使用することで、低料金で歯を白くすることができます。またポリリン酸の着色予防効果により、他のホワイトニングに比べてホワイトニング直後に着色しにくくなります。ただ1回の効果は弱く、白くなるまでに繰り返しの施術が必要です。

通常1回でカラーガイド2~3段階歯を白くすることができます。

ポリリン酸ホワイトニング


2-9 セルフホワイトニング 上下 1回3,000円前後 (1本当たり数百円)
セルフホワイトニング

歯科医院以外で行われている、自分で薬剤を歯に塗って光を当てるセルフホワイトニング。光はLEDを使用していますが、薬剤は医薬品ではなく、医薬部外品や化粧品を使用しているため、しみることはないかわりに、他のホワイトニングに比べて効果はかなり弱くなります。1回の料金はかなり安く済む利点はあります。


セルフホワイトニング

注意
最近のホワイトニングシステムは、ほとんどが上下の歯を同時に白くできるようになっています。上の歯6~8本で1回数千円の料金設定がある場合もありますが、上下を行うより割高になります。
※ブライトホワイト、ズームはシステム上、上または下の歯だけの設定はありません。

ポイント

  • ブライトホワイト以外のホワイトニングシステムは、原則前歯12本が対象となっています。これはブライトホワイトは奥歯まで光が当たるように照射口が湾曲していますが、それ以外の機械では照射口が前歯に対し直線に配列されているため、奥歯までは光が届かないためです。

Best Professional Teeth Whitening: Cost and In-Office Procedure Types

カラーガイドとは世界中の歯科医院で一般的に使用されている VITAPAN Classical Shade Guide というカラーガイドを指しています。カラーガイドは16段階あり、一番明るい色はB1です。

カラーガイド


3.まとめ

ホワイトニングはどの方法でも肉眼で見ても白くなったと感じられるまでには、数万円程度かかってしまいます。ただすでにある程度白い場合や、今よりも少し白くしたい場合、自然に徐々に白くしていきたい場合などは、効果の弱いお手頃なホワイトニングを1~数回行うなど、自分にあった方法を見つけてみてはいかがでしょうか。

ティースアートでは現存のほとんどのシステムを取り扱っていますので、下記の料金を参考にしてみてください。

ティースアートのホワイトニング 

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